ご挨拶
成年後見人が取り扱う事務には、金融機関や介護施設、医療機関の手続きなど、財産管理や身上監護の事務作業がたくさんあります。
年金、健康保険(国民健康保険や後期高齢者医療制度など)、介護保険の手続きもその一つです。
しかし、これら社会保険は、法改正や運用の変更も毎年のように頻繁にありますし、制度そのものも決してシンプルなものとはいえません。
また定期的に手続きが必要な事務もありますし、突発的にやらなくてはならない手続きもあります。
ひとつひとつの手続きはそれほど複雑ではありませんが、それらすべての手続きに完全に対応することは、なかなか簡単なことではありません。
「ついうっかり忘れてしまった」といったこともありえるのです。
実際にあったところでは、たとえば、
- 長期入院該当の手続を失念し(ないし遅延し)入院時の食事療養標準負担額が減額されていなかったケース
- 障害年金の受給者の収入申告を怠って、社会保険料が適正なものではない(減額措置がされていない)にもかかわらず、それに気付かずに支払ってしまっていたケース
- 本人が障害年金の裁定請求ができる状態に変化していたのに、裁定請求をしていなかったケース
- 企業年金(老齢年金)の裁定請求をしていなかったケース
- 現況届の提出を怠って、年金支給が差し止めになっていたケース
などなど、これらは社会保険労務士が介入して初めて懈怠に気が付いたものです。
事後的に補正がきくケース(還付されたり、遡って適用されるなど)はまだいいのですが、消滅時効にかかってしまったり、遡って適用することができないケースなど取り返しのつかないこともあります。
これら社会保険手続懈怠は、本人に経済的不利益をもたらすだけでなく、適切な社会保険サービス(身上監護)を受けることを妨げたりするおそれがあります。
成年後見人は、そういった危険を防止ししつつ、社会保険手続を遺漏なく迅速・適正に処理して、本人のベストプラクティスを実現しなければなりません。
社会保険手続の最適化が必要となるのです。
社会保険手続の専門家は、社会保険労務士です。
当事務所では、パラリーガル(弁護士の補助業務)歴17年以上、成年後見業務特化法人の事務局長(現役)の経歴をもつ、実務に精通した社会保険労務士が、成年後見業務の社会保険手続最適化のサポートをいたします。
社会保険手続の最適化により、本人に適正な社会保険サービスを受けてもらうだけでなく、成年後見人が本来業務に専念でき、かつ社会保険手続懈怠によるリスクを回避できる環境を実現していきましょう。
事務所概要
事務所名 | 社会保険労務士・オフィス北浦 |
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代表者 | 德本 博方 (とくもと ひろみち) |
所在地 | 〒758-0025 山口県萩市大字土原608-6 |
電話 | 0838-21-5950 |
FAX | 0838-21-5951 |
代表者略歴
資格 | 社会保険労務士(2016年合格、2017年開業登録) 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(2015年合格、2016年AFP登録) 宅地建物取引士(2002年合格、2016年登録、宅地建物取引士証取得済み) |
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職歴 | 法律事務所事務職員(~2017年) 一般社団法人萩長門成年後見センター事務局長(2011年~現在) |
学歴 | 山口県立萩高等学校、慶応義塾大学文学部(通学) 慶応義塾大学法学部(通信課程)在籍中 |
その他 | 起業サークル祥福舎 主宰 |