受験生の皆さまお疲れさまでした・・・今年も選択労一たいへんでしたね【社労士試験独習者】

2017.08.29

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第49回(平成29年度)社労士試験の受験生の皆さま、8月27日(日)の本試験、本当にお疲れさまでした!

自己採点で満足な結果がでた人は、心底ほっとしていることでしょう。

おめでとうございます。

そうでなかった人も、そろそろ気持ちも落ち着いてきて、色々な情報を検索されている人もいるのではと思います。

ちなみに、去年の筆者は後者でした。

 

今年は、筆者は受験はしていないのですが、28日に公表された本試験の選択式の問題をざっと解いてみましたので、ちょっとした感想を書きたいと思います。

合格点や基準点の予想などはしませんので、そういうことを期待されている人には物足りない内容かもしれませんが、あらかじめご了承くださいませ。

結論からいえば、まぐれ当たりも含めて何とか各科目3点はキープできました。

今年は受験勉強をしていませんので、去年ほど知識の精度は高くなかったものの、どうにか3点をひねり出したという感じです。

しかし、あいかわらず労一は嫌な問題を出すなと思いましたし、健康保険もかなり苦戦しました。

恥ずかしながら、この2科目とも確実に正解を導けたのは2問でした(一応、去年の合格者なんですけどね・・・)。

労一では、B(人材育成に関する問題点の内訳)で、「指導する人材が不足している」というのは消去法で選べましたし、D(外国人の雇用状況届出の義務)が、「すべて」の事業所だというのは覚えていましたので、この2問は何とかなったのですが、あとは正直自信はなかったです。

また、健康保険も、D(指定訪問看護事業者の看護の提供)が「自ら」行うものであることと、E(協同して健保組合を設立する際の被保険者数)が「3000」人以上というのは覚えていましたが、ABCは知識が曖昧になっていました(なお、Dの選択肢については「主治医の指示に基づき」を選んだ人も多かったのではないかと思います)。

知識が曖昧になっていた問題についても、家でリラックスした状態で解いたので、2択に絞ったあとのまぐれ当たりも出やすかったのかなと思うのですが、これが本試験だったらと思うとぞっとしています(なお、ここで暫定的に正解として扱った選択肢はそれを保証するものではありません。本試験の正解の発表をご確認ください)。

まあ、健康保険でDを勘違いした人でも、BCについては、択一合格レベルの人は正解できたのかもしれません。

しかし、労一については、択一合格レベルの人でも2点に留まったという人もいるのではないかと思っています。

特に、本試験の緊張した場面で、混乱してDの選択肢で「従業員~人以上」の肢を選んでしまい、悔しい思いをしている人もいるのではないかと・・・心中察するに余りあります。

そういう人は、基準点が補正されるかどうか、本当に気になってしかたのない気持ちになっていると思います。

しかも、これからの時期、まことしやかに色々な情報が飛び交います。

合格点や基準点の予想に一喜一憂することもあるでしょう。

気にするなとはいいません。

それは無理な話です。

真剣に取り組んできた人であればこそ、悔やまれることも多いでしょうし、それでもどうにか合格したいという思いも強いのだと思います。

なので、そういうものだと開き直って、合格発表までは、思いっきり気にしていいと思います。

 

ただ、選択式の基準点が2点に補正されるかどうかは、結局、(3点以上が50%未満=2点以下50%超で補正するという基準はクリアしたうえで、)2点以上70%以上では補正しない(=1点以下30%超で補正する)という基準をクリアするかどうかだと言われています。

個人的には、ここを機械的に処理するのではなく、もっと裁量的にやってくれればと願うのですが、補正基準を公表した以上どうしても機械的な処理になってしまうのもしかたのないことかなとも思います。

多くの人が指摘しているように、いわゆる無勉層の動向に左右される基準点の補正のあり方は、改善の余地がないとは思いません。

選択式の問題数を増やすとか、基準点を科目ごとではなく、労働科目、社会保険科目といった分類で設けるとか、どうにかならないものかなとも思います。

1科目でも選択式の地雷を踏んだら一巻の終わりという、スリリングでストレスフルなルールは、ちょっとした罰ゲームのような気もしていますが、すべての受験生にそのルールが適用されている以上は、そのルールのうえで戦うしかないのでしょう(免除者については別の問題ですが)。

そういう試験に挑戦された人のすべてに、最大限の敬意を表したいと思います。

皆さまの合格を心よりお祈り申し上げます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。