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てとて障害年金支援プロジェクトへの道 その2

弁護士、社会福祉士、社会保険労務士のチームによる障害年金支援プロジェクト(2)

オフィス北浦のブログサイトにようこそおいでくださいました。

社会保険労務士の徳本です。

筆者が社会保険労務士として参加している、一般社団法人萩長門成年後見支援センター「てとて」の新規事業「てとて障害年金支援プロジェクト」についての報告です。

 

今回はその第2回目です。

最近の活動報告などをお知らせしていきます。

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弁護士会主催の研修会を見学させてもらいました

2019年7月12日に近隣の県で行われた弁護士会主催の障害年金の研修会を見学する機会をいただきました。

「てとて障害年金支援プロジェクト」メンバーの弁護士と一緒に伺ったのですが、障害年金実務に精通した弁護士の先生と社会保険労務士の先生が2人で講師を担当されており、とても面白く有意義な研修会でした。

約80人の弁護士の先生方が会場で研修を受けておられました(その研修は他の2会場にも中継されていたようで、実際に研修を受けられた弁護士の先生方の数はもっと多いはずです)。

研修を受けておられる弁護士の先生方の様子をうかがっていましたが、皆さん熱心にメモを取られたり質問されたりして、弁護士の先生方の障害年金に対する関心の高さが伝わってきました。

筆者も個人的に何人かの弁護士の先生方と交流がありますが、こと社会保険に関しては、正直申し上げて、実務的なことはもちろん、基本的な知識さえ理解されていない弁護士の先生がいらっしゃるのも事実です(中には障害基礎年金と障害厚生年金の違いからご説明しなければならない先生もいらっしゃいます)。

ですので、このようにたくさんの弁護士の先生方が熱心に障害年金の研修を受けられている場面を拝見し、とても感動いたしました。

個人的には、矛盾の多い「障害認定基準」に挑戦していくためには、訴訟による司法的救済を図らなければならない点も多いと思っています。

そのためには、弁護士と社会保険労務士の協働を実現しなければなりません。

訴訟に関しては社会保険労務士が補佐人として弁護士とともに法廷で陳述できる制度もできましたので、この補佐人制度を積極的に活用し、弁護士と社会保険労務士の協働を実現する場こそが、障害年金分野なのではないかと思っています。

「てとて障害年金支援プロジェクト」を立ち上げたのには、そういった目的もあります。

私たちの取り組みはとても小さなものですが、やれることをやっていこうと気持ちを奮い立たせることができました。

 

初の障害年金相談を行いました

7月の後半、記念すべき初めての「てとて障害年金支援プロジェクト」相談をお受けしました。

生活困窮も関連した行政経由のご相談でした。

弁護士と社会保険労務士(筆者)で対応させていただきました。

詳細はもちろんここでは明かせませんが、結論だけいえば、解決の方向性が見えてきたのではないかと思います(今後も継続して支援させていただきます)。

障害年金に関しては、どうして今まで話が出ていなかったのか不思議なのですが、個人的にはかなり高い確率で3級を狙える事案なのではないかと思っています。

実は、この切り口は前述の障害年金研修で社会保険労務士の講師の先生がお話されたことが大きなヒントになりました(研修はうけてみるものですね!)。

いずれにしても、初めて弁護士+社会保険労務士のチームでご相談をお受けすることができ、両者の知恵を出し合って対応できたのではないかと思います(そもそもの相談内容が生活困窮でしたので、支出面は弁護士、収入面は社会保険労務士といった対応ができたと思います)。

この調子で、チームとして相談をお受けするノウハウを確立していきたいと思っています。

 

同一手続同一報酬の原則

まだ「てとて障害年金支援プロジェクト」は始まったばかりで、いろいろと決まっていないことが多くあります。

お金の面もそうです。

とりあえず、相談無料、調査実費のみという点はほぼ決まっているのですが、いわゆる着手金と受給時の報酬については決まっていません。

ただ、一つの方針として、受給額に連動した「受給額の~パーセント、または~円の高い方」といった報酬体系にはしないでおこうと話し合っています。

基本は「同一手続同一報酬」の報酬体系でいこうと思っています。

同じ手間なのに、受給額によって報酬が変わるっていうのは、昔から個人的によく理解できないんですよね(これは弁護士報酬にも当てはまることですけど)。

もちろん、たとえは初診日問題が生じて通常のケースよりも手間がかかった場合には、「同一手続同一報酬」の方が結果として報酬が高額になることもあると思います。

なので、どちらの報酬体系が良いとか悪いとかいう話ではなく、個人的な好き嫌いの問題なのかなと思っています(いずれにしても、最終的に依頼をお決めになるのはクライアントですので、しっかり報酬体系を説明して納得いただくことが肝要だと思っています)。

 

さいごに

なんだか色々と決めないままに動き出した「てとて障害年金支援プロジェクト」ですが、まずは動くことに意味があると思っています。

チームで動きながら、いろんな人の協力を仰ぎ、仲間を増やし、経験を積みながら、おひとりでも多くの人のお役に立てれば、結果はついてくるものだと思っています。

一緒にやってみたいとか、話をきいてみたいという法律職や福祉職の方がいらっしゃれば、オフィス北浦の徳本までお問合せいただければと思います。

今後も動きがありましたら、お知らせしていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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てとて障害年金支援プロジェクトへの道 その1

弁護士、社会福祉士、社会保険労務士のチームによる障害年金支援プロジェクト(1)

オフィス北浦のブログサイトにようこそおいでくださいました。

社会保険労務士の徳本です。

現在、一般社団法人萩長門成年後見支援センター「てとて」の新規事業として、弁護士、社会福祉士、社会保険労務士がチームを組んで、障害年金の支援を行っていくというプロジェクトを準備しています。

筆者も社会保険労務士として、そのプロジェクトに参加しています。

「てとて障害年金支援プロジェクト」といいます。

まだ立ち上げ準備が始まったばかりですが、このブログでも随時進捗状況を発信していこうと思っています。

今回はその第1回目です。

プロジェクトの概要と、今後の予定などをお知らせしていきます。

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てとて障害年金支援プロジェクトの概要

てとて障害年金支援プロジェクトは、法律の専門家の弁護士など、福祉の専門家の社会福祉士など、年金手続の専門家の社会保険労務士がチームを組んで、必要な人に適正な障害年金の受給が可能になるように支援していくプロジェクトです。

具体的には、相談業務に始まって、請求準備支援、請求手続支援、不服申立支援といった内容を予定しています。

相談業務においては、社会福祉士と社会保険労務士のチームがメインになると思われます。

請求準備支援おいては、本人や家族、職場などの事情確認には社会福祉士が、診断書作成で医師との面談などが必要な場合には弁護士が、全体を通じて手続き技術的な面からの指揮やアドバイスを社会保険労務士が担うといったイメージです。

診断書(医師への情報提供を含む)は弁護士と社会保険労務士が担当し、病歴・就労状況等申立書は社会福祉士と社会保険労務士が担当するといった感じになるのではないかと思っています。

請求手続支援と不服申立支援においては、請求手続きは社会保険労務士が、不服申立(訴訟含む)は弁護士と社会保険労務士が主に担当することになるでしょう(実際にやったことはありませんが、訴訟になった場合には、弁護士が訴訟代理人として、社会保険労務士がその補佐人として訴訟対応をするというようなことも視野に入れています)。

以上は、まだまだ流動的な部分が多いのですが、概要としてはこのようなものをイメージしています。

 

プロジェクトの背景

てとて障害年金支援プロジェクトを企画した背景としては、必要な人に適正な障害年金が本当に届いているのだろうかという疑問からです。

障害年金の請求手続き自体のハードルは決して高くありません。

年金事務所でも丁寧に教えてくれます。

専門家に頼んだから年金を受給できるとか、上の等級が狙えるとかそういったことはありません。

黒が白になることはありませんし、それを試みるのが専門家の仕事でもありません。

それでも、必要な人に適正な障害年金が本当に届いているのだろうかという疑問がぬぐえないのはどうしてでしょうか。

筆者はそこに3つのハードルがあるのではないかと考えています。

1つめは、初診日。

障害年金にとって、初診日というのは非常に重要な意味を持っています。

この初診日をどのように証明するのかという点で挫折してしまうケースです。

2つめは、診断書。

診断書を作成するのは医師ですが、そもそもどのように診断書を書けばいいのかよく理解されていないケースや、診断書作成に必要な情報が患者から医師にちゃんと伝わっていないというケースがあります。

適正な診断書が作成されることが適正な障害年金の前提ですが、必ずしも適正な診断書が作成されているわけではないという現状があります。

3つめは、諦め。

障害年金が不支給となった場合などには、不服申立制度が用意されていますが、不支給決定の時点で「どうせだめだろう」と諦めてしまうケースです。

時間と手間とお金をかけて不服申立を行うべきかの判断は専門家でも難しいものですから、その気持ちはよくわかるのですが、どうして不支給になったのかの分析なしに諦めているとしたら、そこには専門家の関与する価値があるように思うのです。

もしもこれらのハードルのせいで、本来もらえるべき適正な障害年金が必要な人に届いていないのだとしたら、それは誰かがお手伝いするべきではないのかというのが問題意識です。

つまり、黒を白にするお手伝いは絶対にできませんが、白が黒にならないようにお手伝いすることはできるし、その必要があるだろうということです。

 

現在の活動状況と今後の予定

現時点では、うちうちの勉強会や外部との意見交換会を実施している段階です。

先日は、障害者支援の現場の精神保健福祉士さんから、障害年金で困っていることをお伺いしました。

「お金がないので、弁護士や社会保険労務士に依頼することができない」という根本的な問題も聞くことができました(実際には福祉職の皆さんが本人に同行するなど支援しているそうです。何度も年金事務所に足を運び、一から確認しながら手続きを進めたとのことでした)。

他の社会福祉士さんからは、初診日問題で苦労しているというお話もありました。

てとて障害年金支援プロジェクトの話をすると、実現に向けて協力したいという前向きなお返事でした。

今後は定期的に、医療関係者も含めて意見交換会を実施し、福祉関係者や医療関係者との協力体制を作っていきたいと思っています。

また、弁護士の先生方との協働にも力を入れていきたいと思っており、7月には某弁護士会で実施される障害年金研修も受講させていだだく予定です(部外者にも関わらずご配慮いただき感謝しています)。

 

さいごに

てとて障害年金支援プロジェクトは、準備が動き出した段階で、ほとんど白紙のような状況です。

それでも、このお話をすれば、興味をもってくださる福祉関係者の方が多いと肌で感じています。

弁護士と社会福祉士だけではできなかったことが、社会保険労務士が加わることで何かできるようになるのであれば、それは意義のあることだと思っています。

もしも萩市、長門市、阿武町近郊の福祉関係者の皆さまでこのプロジェクトに興味のある方がいらっしゃいましたら、オフィス北浦の徳本までお問い合わせいただければと思います。

今後も動きがありましたら、お知らせしていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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前の記事:法律事務職向 覚えておきたい社会保険の基礎知識 ~交通事故編 その3~

後の記事:てとて障害年金支援プロジェクトへの道 その2

「第12回 対話型勉強会」のお知らせ

弁護士と社労士と参加者みんなで考える「交通事故の損害賠償請求と社会保険給付の調整」

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オフィス北浦のブログサイトにようこそおいでくださいました。

今回は、勉強会のお知らせです。

筆者は、オフィス北浦の社会保険労務士として、不定期に勉強会を開催しています。

その勉強会ですが、「第12回 対話型勉強会」として、

 日時:2019年6月8日(土)17:00~18:30

 場所:萩市内(参加者には追ってお知らせします)

 テーマ:「交通事故の損害賠償請求権と社会保険給付の調整」

を行うこととなりました。

弁護士山口正之先生をお迎えして、ざっくばらんな勉強会になる予定です。

 

交通事故を原因とした死亡や後遺障害によって、遺族年金や障害年金の受給権が発生した場合の調整については、損害賠償が先行する場合、保険給付が先行する場合、労災も関係してくる場合など、いろいろなケースが考えられます。

そこで、ケースごとに論点をまとめたうえで、どのように対応したらよいかを参加者で話し合いながら整理してみようという企画です。

弁護士の先生の関心としては、依頼者の利益を最大化する社会保険給付の請求のタイミングはあるのか、あるとしたらいつなのかという問題だと思います。

そのような問題も含めて、社会保険給付の支給停止や受給調整、損益相殺の問題について、本音で対話ができればと思っています。

参加希望の方は6月5日(水)までにお申し込みくださいませ(定員に達しましたら、事前に締め切る場合もございますのでご了承ください)。

勉強会の後には食事会も予定していますので、こちらの参加も募集しています。

勉強会は無料ですが、食事会は会費3000円が必要です(現地で徴収)。

なお、この勉強会及び食事会は、一般社団法人萩長門成年後見支援センター「てとて」が企画準備中の「障害年金支援プロジェクト」の一環でもあります。

法律の専門家の弁護士+福祉の専門家の社会福祉士+年金の専門家の社会保険労務士の有志がチームを組んで、必要な人に適正な障害年金の受給を実現するためのプロジェクトを企画しています。

よろしくお願いいたします。

 

【 追記(2019.6.9) 】

第12回対話型勉強会、無事に終了いたしました。

かなりマニアックなテーマにもかかわらず、萩市内の3つの法律事務所の事務職員さんも参加してくださいました。

時間が1時間30分と限られていたため、当初のテーマを少し変更して、「交通事故の損害賠償請求権と障害年金の調整」に絞りこみました。

その分、かなりつっこんだ話ができたと思います。

具体的には、法の建前(第三者行為事故の求償権規定及び支給停止規定。厚生年金保険法40条、国民年金法22条)を確認したあと、支給停止を具体的に定める「厚生年金保険法及び国民年金法に基づく給付と損害賠償額との調整に関する事務処理要領」(年管管発0930号第6号通知添付)を読み、さらに事例をいくつかのケースにわけて、被害者の取得する金額にどのような差が出るのかを考えてみました。

詳細は省略しますが、①損害賠償先行型(+障害年金の消滅時効完成前に遡及請求)、②障害年金給付先行型1(事故日の翌月以降36月以内に損害賠償が成立した場合)、③障害年金給付先行型2(事故日の翌月以降36月経過後に損害賠償が成立した場合)の3つに分け、さらに②と③のそれぞれで損害賠償において障害年金の既給付額を損益相殺された場合とされなかった場合の合計5つのケースに分けたのです。

すると、ある一つのケースにおいて被害者の取得する金額が少なくなくなるのではないかという考えになりました。

原因としては、それ以外のケースでは損害賠償と保険給付を二重に取得できていた部分の一部が、このケースでは得られなくなるのではないかということでした。

この結論の妥当性についてどのように考えるかを参加者で話し合いました。

被害者利益の最大化という視点はもちろんのこと、弁護士報酬との調和といった本音トークから、二重補償が権利として保障されているのかどうかといったそもそも論まで、本当に面白い対話型勉強会ができたと思います。

被害者が「損」をすることはないのですが、「得」をすることができないケースがあるというのが議論のポイントです。

筆者自身もこの問題をここまで詳細に検討したことはなかったので、とても勉強になりました。

弁護士が得意とする交通事故の損害賠償の知識(ここでは特に損益相殺の知識)と、社会保険労務士が得意とする障害年金の知識(ここでは支給停止の知識)を合せることで、両者の問題意識を共有することができたように感じます。

二重補償が許されている現状を知らなかった人もいたようで、少なくともそういった実務上の知識が共有できたことは有意義だったと思います。

これからもこういった勉強会は続けていきたいと思っています。

 

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あわせて読んでいただきたい関連記事

てとて障害年金支援プロジェクトへの道 その1

 

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前の記事:法律事務職向 覚えておきたい社会保険の基礎知識 ~成年後見事務編 その3~

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「第10回 対話型勉強会」のお知らせ

社労士と考える「SOGI」って何?~セクハラ指針を読んでみよう

オフィス北浦のブログサイトにようこそおいでくださいました。
今回は、勉強会のお知らせです。
筆者は、オフィス北浦の社会保険労務士として、不定期に勉強会を開催しています。
その勉強会ですが、「第10回 対話型勉強会」として、
日時:2019年2月27日(水)17:30~18:30
場所:萩市内(参加者には追ってお知らせします)
で行うこととなりました。

これまでは法律事務職を中心にした勉強会でしたが、今回から誰でも参加可能な「対話型勉強会」としてリニューアルしました(学生さんも歓迎です)。
今回のテーマは、「社労士と考える「SOGI」って何?~セクハラ指針を読んでみよう」です。
厚労省のセクハラ指針を読みながら、少し聞きなれない「SOGI」(性的指向または性自認)の概念について話し合いながら理解していこうという趣旨です。
なお、勉強会の後には懇親卓ゲ会(1時間程度)と食事会もあります(任意参加です)。
勉強会と懇親卓ゲ会は無料ですが、食事会は会費3000円をいただきます。
事前予約制ですので、お申込みは2月20日(水)までに、オフィス北浦までいただけますようお願い申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございました。

前後の記事

前の記事:意外と困る保佐人の権限外行為

後の記事:法律事務職向 覚えておきたい社会保険の基礎知識 ~相続事務編~

「第9回法律職勉強会」開催のお知らせ

オフィス北浦のブログサイトにようこそおいでくださいました。

今回は、勉強会のお知らせです。

筆者は、オフィス北浦代表者として、法律職向けの勉強会を開催しています。

その勉強会ですが、「第9回法律職勉強会」として、

日時:2018年9月29日(金) 18時00分~19時30分

場所:サンライフ萩 教養文化室2

講師:弁護士 山口正之 先生

参加料:無料

のとおり行うことになりました。

今回のテーマは、「成年後見と就労 ~成年後見人・保佐人が雇用契約に果たす役割」です。

弁護士山口正之先生を講師にお迎えして、雇用契約の締結、解約、解雇などの場面で、成年後見人や保佐人は何ができるのか、成年後見人と保佐人の場合でどのような違いがあるのかなどを解説していただきます。

また、時間が許せば、被後見人等の就労に関して実務上どのようなトラブルが想定されるかなど、これまでのご経験を交えてお話しいただく予定です。

障害者雇用促進法の改正に伴う障害者の法定雇用率の上昇、対象拡大とともに、今後ますます被後見人等の就労ケースが増えていくと予想されます。

この機会に一度、知識を整理していただき、被後見人等の就労ケース対応の参考にしていただければと思っています。

なお、勉強会の後に講師の山口先生との懇親会を開きますので、こちらにもご参加いただければ幸いです(懇親会は、会費として3000円をいただきます)。

事前予約制ですので、お申込みは9月8日(金)までに、オフィス北浦までいただけますようお願い申し上げます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

【追記】

9月28日(金)に「第9回法律職勉強会」を実施いたしました。

弁護士の山口正之先生による法律的な問題や実務上のお話など大変有意義な時間になったと思います。

「使用者による障害者虐待」の問題にも話題が及んだのですが、個人的には、社会保険労務士として取り組むべき課題が見えたように思います。

今回は、萩市内の3つの法律事務所の職員さんや大阪から学生さんなどの参加もありました。

懇親会も盛り上がりました(その後、学生さんたちとは、深夜まで卓ゲ会としてカタン大会をやりましたが、これはさすがに疲れました)。

「第8回法律事務職員勉強会」開催のお知らせ

第8回法律事務職員勉強会のご案内

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今回は、勉強会のお知らせです。

筆者は、オフィス北浦代表者として、偶数月に勉強会を開催しています。

その勉強会ですが、

日時:2018年4月13日(金) 18時00分~19時30分

場所:山口県萩市内 ※場所の詳細はご参加者に追ってご連絡いたします

参加料:無料

のとおり行います。

今回からは、この勉強会を「法律事務職員勉強会」として、法律事務職員さん向けに実務で役立つ内容に特化していこうと思っています(弁護士の法律事務所の職員さんに限らず、司法書士や行政書士の事務所の職員さんも歓迎します)。

今回のテーマは「障害年金の精神障害等級判定ガイドラインを読む」です。

平成28年9月から実施されている「国民年金・厚生年金保険 精神の障害に係る等級判定ガイドライン」は、精神障害及び知的障害の認定が障害認定基準に基づいて適正に行われ、地域差による不公平が生じないようにするために定められたものです。

法律事務職員の皆さまにとっても、精神障害者などの成年後見業務において、障害年金の請求に関わることがあると思いますが、その際に等級認定の仕組み(診断書のどの欄を確認すべきかなど)を知っておくことは有用なことではないでしょうか。

この機会に一度ガイドラインをちゃんと読んでみませんか?

勉強会の参加費用は無料です。

なお、勉強会の後に飲み会を開きますので、よろしければ、こちらにもご参加いただければと思います(飲み会は、会費として3000円をいただきます)。

興味のある方やご参加希望の方は、

info@officekitaura.jp

まで、メールでお問い合わせくださいませ。

お申し込みの締め切りは3月30日(金)までといたします。

よろしくお願いいたします。

「第6回民事系勉強会」開催のお知らせ

オフィス北浦のブログサイトにようこそおいでくださいました。

今回は、勉強会のお知らせです。

筆者は、オフィス北浦代表者として、偶数月に民事系勉強会を開催しています。

その勉強会ですが、今回は、

日時:2017年12月1日(金) 18時00分~19時30分

場所:サンライフ萩(山口県萩市)※お部屋等の詳細はご参加者に追ってご連絡いたします

参加料:無料

のとおり行います。

「奨学金を考える」をテーマにして、平成30年度から本格実施される給付型奨学金の概要、貸与型奨学金の延滞問題や保証人問題、企業型奨学金のいわゆる「お礼奉公」問題を検討したいと思います。

最近は、一部マスコミなどを通じて「ブラック奨学金」などとセンセーショナルな報道などが見受けられます。

たしかに、奨学金はまったく問題のない制度ではありません。

しかし、ことさらに悪い面ばかりを強調して批判するだけでは、本当に必要としている人が委縮したり躊躇したりといった悪影響もあるのではないかと危惧しています。

そこで、制度の概要や法律的な問題点も含めて、奨学金の正しい知識を学び、奨学金との適切な付き合い方を考えてみたいと思います。

 

この勉強会は、元々は他の法律事務所の事務職員さんとの情報交換や交流を目的に開催しているものなのですが、特に参加者の資格に制限は設けておりません(ただ、会場が狭いので、収容人数は最大で10名様までなのですけど)。

ご参加希望の方は、

info@officekitaura.jp

まで、メールでお問い合わせくださいませ。

よろしくお願いいたします。

祥福舎卓ゲ部による卓ゲ会のお知らせ(2017年11月実施会)

オフィス北浦のブログサイトにようこそおいでくださいました。

本日は、卓ゲ会のお知らせです。

オフィス北浦では、「お金」の勉強などをする「祥福舎」(しょうふくや)というサークル活動を行っています。

その祥福舎活動の中には卓ゲ部というものがありまして、奇数月に卓ゲ会を行っています。

次回の卓ゲ会は、

2017年11月18日(土)17時30分~19時30分の日程で、

山口県萩市内で行うことになりました(詳しい会場につきましては、参加予定の人に追ってお伝えします)。

今回は時間が2時間と普段より少し短いのですが、脱出ボードゲーム『EXIT 脱出:ザ・ゲーム 荒れはてた小屋』をやってみようと思います。

このゲームは筆者も初プレイなので、すごく楽しみです(このゲームは謎解きゲームなので、プレイは1回限りのようです)。

また、今回は夕方開催なので、卓ゲ会後に20時から食事会も予定しています。

卓ゲ会は無料ですが、食事会は会費3000円(学生1500円)です。

学生さんや新社会人の皆さまで、一緒にやってみたいという人がいましたら、オフィス北浦までご連絡くださいませ。

よろしくお願いいたします。

 

【追記】

11/18(土)、卓ゲ会無事に開催できました。

今回は、お子さま連れのご参加もあり、本編以外でも盛り上がりました。

ゲームのネタバレはできませんが、よくできた内容で、びっくりする仕掛けもいくつかありました。

結果は、なかなか思うように謎解きができずに、惨敗といったところでしょうか(笑)

それでも、みんなで力を合わせて、試行錯誤する楽しさは格別です。

このEXITのシリーズの第二弾、第三弾も入手していますので、次回の卓ゲ会ではチャレンジしてみようかと企画中です。

参加してくださった皆さま、ありがとうございました。

「第5回民事系勉強会」開催のお知らせ

オフィス北浦のブログサイトにようこそおいでくださいました。

今回は、勉強会のお知らせです。

 

筆者は、オフィス北浦代表者として、偶数月に民事系勉強会を開催しています。

その勉強会ですが、今回は、

日時:2017年10月20日(金) 18時00分~19時30分

場所:サンライフ萩(山口県萩市)※お部屋等の詳細はご参加者に追ってご連絡いたします

参加料:無料

のとおり行います。

 

テーマは、筆者がこの6年間やってきた成年後見業務の中で、社会保険の手続などでした失敗談をもとに、社会保険の基礎を確認しようというものです。

現在、筆者は社会保険労務士の登録申請中なのですが、この勉強会開催のころには正式に登録できていると思いますので、社会保険労務士になって初めての勉強会になる予定です。

初っ端のテーマに失敗談を選んだのは、浮足立たずに、これまでの経験を振り返ってみようと思ったからです。

恥を忍んでお話させていただきます。

この勉強会は、元々は他の法律事務所の事務職員さんとの情報交換や交流を目的に開催しているものなのですが、今回は特に参加者に制限は設けておりません(ただ、会場が狭いので、収容人数は最大で10名様までなのですけど)。

ご参加希望の方は、

info@officekitaura.jp

まで、メールでお問い合わせくださいませ。

よろしくお願いいたします。

 

【追記】

勉強会前の会場の様子

10/20(金)の勉強会も無事に終了いたしました。

弁護士のY先生を始め、萩市内の3つの法律事務所の職員さんたちにもお越しいただき、有意義な勉強会になりました。

成年後見業務での失敗談をネタにしたのですが、初心に帰れたような気がします。

ありがとうございました。

祥福舎卓ゲ部による卓ゲ会のお知らせ(2017年9月実施会)

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本日は、卓ゲ会のお知らせです。

オフィス北浦では、「お金」の勉強などをする「祥福舎」(しょうふくや)というサークル活動を行っています。

その祥福舎活動の中には卓ゲ部というものがありまして、奇数月に卓ゲ会を行っています。

次回の卓ゲ会は、

2017年9月24日(日)12時00分~15時00分

山口県萩市内で行うことになりました(詳しい会場につきましては、参加予定の人に追ってお伝えします)。

参加料は無料です。

今回は、のんびりお茶をしながら、カタン等をやっていこうと思っています。

学生さんや新社会人の皆さまで、参加希望の人がいましたら、ご連絡くださいませ(>>ご連絡はこちらからメールでお願いいたします)。

よろしくお願いいたします。

 

【追記】

9/24(日)、無事に卓ゲ会が開催できました。

今回は、「カタン」と「パンデミック~クトゥルフの呼び声」をやったのですが、パンデミックでは、記念すべき初勝利ができました。

1名が発狂し、あと1枚でクトゥルフ様が覚醒するというギリギリの状況で全ゲート封印できたときの喜びは格別でした!

参加してくださった皆さま、ありがとうございました。

事務指定講習を修了しました

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平成29年8月1日~4日の4日間、大阪市の弁天町で「第36回労働社会保険諸法令関係事務指定講習」(以下「事務指定講習」といいます)の面接指導過程を受講し、無事に事務指定講習を修了することができました。

事務指定講習は、社会保険労務士として登録するために必要な資格要件(2年以上の実務経験)を満たすものとして、通信指導過程(2月1日~5月31日までの4ヶ月間)と面接指導過程(4日間)の組み合わせにより行われます。

筆者の場合、所属する社団法人で社会保険の手続きを担当しているのですが、体系的に実務を学びたかったので、事務指定講習を受講することにしました。

ちなみに、事務指定講習の申込に必要な書類は、社会保険労務士試験合格後に合格証書とは別に届く、全国社会保険労務士連合会からの書類の中に入っています(申込期間は平成28年11月18日~12月8日と1ヶ月未満でしたので、早めに申込みをしました)。

結論から言うと、受講してよかったです。

たしかに、事務指定講習の費用は平成29年度の場合7万5600円(税込)と安くはありませんし、4日間の宿泊費や交通費を考えると、経済的には厳しいところもあります。

また、通信指導課程は課題が多く(枚数にして60枚ありました)、これらを4ヶ月の期限内に提出しなければなりませんし、面接指導過程は、真夏の4日間連続して、午前3時間、午後3時間の講習を受講しなければならず、精神的、体力的にはきついところもありました。

特に、面接指導過程の4日間は、全講習出席が必須ですので、健康面には気をつけなければなりませんでした。

社会人として仕事をしているので、お休みも取らなければいけませんでしたし。

このように事務指定講習には、経済的にも時間的にも、相当の負担が生じます。

それでも、通信指導課程ではこれまであまり触れたことのなかった書式を作成することができたり(これまでやってきたことの確認も多かったのですが)、面接指導過程では実務家の先生方の実践的なお話しを伺うことができたりと、勉強になることが多かったように思います。

社会保険労務士事務所にお勤めの方には当たりまえのことなのかもしれませんが、筆者は法律事務所系の仕事が中心ですので、事務指定講習はとても新鮮な体験でした。

面接指導過程4日目の全講習終了後には、修了証がその場で交付されます。

修了証を受け取ったときは、「あ~無事に終わった」という安堵感と、「さあ、これから登録だ」という緊張感が入り混じった複雑な気持ちになりました。

現在は、登録に向けて準備をしています。

「開業」で登録する予定です(社会保険労務士には「開業」の他に「勤務」「その他」という登録の種類があります)。

平成29年の山口県社会保険労務士会での開業登録の場合、入会金8万円円、年会費8万4000円(10月1日登録の場合6ヶ月分4万2000円)で、これに収入印紙3万円と登録手数料3万円が必要とのことです(入会金や会費は各都道府県の社会保険労務士会によって異なります)。

何事もお金はかかりますね。

登録準備をしていて、社会保険労務士の登録には事務所要件が不要だったり、職印登録制度がなかったりと知らなかったことも多いですが、知人の社会保険労務士さんに聞いたりしながら、少しずつ準備を進めています。

社会保険労務士として登録をすれば、自分のできる仕事の範囲も広がります。

これからも、ゆるーく仕事をやるスタイルは変わりませんが、皆さまのお役に立てるように精進してまいります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

祥福舎卓ゲ部による卓ゲ会のお知らせ(2017年7月実施会)

オフィス北浦のブログサイトにようこそおいでくださいました。

本日は、卓ゲ会のお知らせです。

オフィス北浦では、「お金」の勉強などをする「祥福舎」(しょうふくや)というサークル活動を行っています。

その祥福舎活動の中には卓ゲ部というものがありまして、奇数月に卓ゲ会を行っています。

次回の卓ゲ会は、

2017年7月23日(日)13時30分~18時30分

大阪市内(心斎橋近辺)で行うことになりました(詳しい会場につきましては、参加予定の人に追ってお伝えします)。

参加料は無料です。

今回は、初心者だけで「ディプロマシー」というゲームをやる予定です。

題して「初陣ディプロマシー 2017」です!

当日は、13時30分~14時30分がルール勉強会で、14時30分からゲームを開始します。

今回は、初心者限定3名の募集となります(7人でやるゲームですが、既に4人は決まっていますので)。

学生さんや新社会人さんで参加ご希望の方は、オフィス北浦までお問い合わせください。

なお、希望者のみ卓ゲ会後に、毎回懇親会もやっていますので、こちらもお気軽にご参加ください(無料です)。(7/7追記:定員に達したので、参加者の募集を終了いたします。)

よろしくお願いいたします。

祥福舎卓ゲ部による卓ゲ会のお知らせ

オフィス北浦のブログサイトにようこそおいでくださいました。

オフィス北浦では、「お金」の勉強などをする「祥福舎」(しょうふくや)というサークル活動を行っています。

その祥福舎活動の中には卓ゲ部というものがありまして、奇数月に卓ゲ会を行っています。

次回の卓ゲ会のお知らせなのですが、

2017年5月20日(土)17時~19時

萩市内で行うことになりました(詳しい会場につきましては、参加ご希望の人に追ってお伝えします)。

学生さんや新社会人さんで興味のある人は、オフィス北浦までお問い合わせいただければ幸いです。

参加料は無料です。

なお、卓ゲ会では「お金の勉強会」は行いませんし、祥福舎への勧誘などもありません。

みんなでわいわいと「カタン」などのボードゲームを行う会ですので、お気軽にご参加ください。

申込みの締め切りは5月12日(金)とさせていただきます。

よろしくお願いいたします。